新人教育と改善活動

みなさん、こんにちは!小橋博士です。

春といえば、新人さんを迎える季節でもあります。新卒採用をしていない会社でも、様々な都合で入社する方が多い季節ですよね。

今日のポイントは
・新人からの質問発生=手順表整備不足の手掛かり!
・指を指し示すだけで、見てパット分かる手順表の整備をしよう!
という2点です。

以下本題

新人教育をしていると必ずと言って「どうやるのですか?」と尋ねられます。みなさんは、その質問に「指差しだけ」で答えられますか?答えられる人でも、分厚いマニュアルを指さしちゃうのはだめです。さて、どうしてでしょうか?

指差しでの回答率=使える手順表整備率

会社固有のルール・業務などは会社に入ってからでないと分かりません。必然的に「どうやるのですか?」の質問の割合は高くなります。

このような会社固有といっていいモノゴトに対して、パッと見れてすぐに理解できる(思い出せる)資料が近くにあるかどうかは非常に重要です。

にもかかわらず、高学歴者が多い企業では分厚くどこかにしまいこんであるマニュアルで対応しようとしていることが多いです。工場では「習うより慣れろ」という状態で、そもそもマニュアルがないことが多いです。

経験上お分かりいただけると思いますが、どちらも、従業員が実際に使う手順表があるとは言えません。実際に使われるためには必要な時にすぐに見れて、しかも直感的に分かることが必要だからです。

つまり、新人の質問に対して指差ししながら「ここみて~」とすぐに答えられる工程だけが、使える手順表が整備されていると言えます。

さて、御社の使える手順表整備率はいかほどでしょうか?

できるだけ写真・図を多用しよう!

長い手順のものほど、文字で済ませがちですよね。ですが、文字ばかりだとなかなか読む気になりません。ぱっと見て分かりそうと思ってもらえるように、写真・図を多用した手順表がベターです。

以上をヒントに、少しでも会社の生産性をあげていってください!

小橋博士でした!

投稿者: 小橋博士

FQMサポート代表 品質向上コンサルタント/農学博士 品質向上とコスト削減を同時に実現する新手法「グレーゾーン管理」の開発者 食品会社の経営経験有

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